
喫茶あおいは、
珈琲の焙煎や抽出に真剣に向き合いながら、
その一杯をお客様に手渡す経験を通して、
多くの人が、働くこと、人と関わること、
社会の中で立つことを学んできた場所です。

立ち上げの頃から関わり、
社会へと巣立っていったメンバーの中には、
ここで得た経験を
「お金では買えない価値だった」と語る人がいます。
店が苦しい時にも、
「この場所だけは残ってほしい」
「残すためなら今でも協力したい」と
力を貸そうとしてくれる人がいることは、
喫茶あおいが単なる店舗ではなく、
人の中に残る場であったことの証だと思っています。

また、この店には、
年齢も立場も職業も異なる人が自然に集まります。
社会生活の中では出会わなかったかもしれない人同士が、
珈琲をきっかけに同じ空間を分かち合い、
それぞれに何かを持ち帰っていく。
喫茶あおいは、そうした出会いの積み重ねによって育ってきました。

これまでの喫茶あおいには、
学生プロジェクトとしての側面がありました。
それは確かに、この場所の大切な成り立ちのひとつです。
けれど、私たちは今、そこからもう一歩先へ進もうとしています。

喫茶あおい第二章。
それは、若さや勢いだけに頼るのではなく、
珈琲の技術、ふるまい、場の空気、
そしてこの場所に流れてきた文化そのものを、
きちんと継承していける強さを備えた喫茶店へと
育っていくための歩みです。
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