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BLOG 喫茶あおいのあれこれ

こんにちは。喫茶あおいスタッフのみやちゃんで
す。今回は私が日々深く関わるコーヒーとの出会いから現在までをお話したいと思います。

コーヒーとの出会い

 どうして私がコーヒーを好きになったのか。あれは、高校三年生の 6 月頃のことです。通っていた塾に向かって自転車を飛ばしていたときのこと。不意に「ブラックコーヒーが飲みたい」という衝動にかられ、すぐさま薬局でペットボトルのブラックコーヒーを買いました。それを飲んだ時に感じた欲求が満たされ、心地よくなった快感は今も忘れられません。押さえきれない食欲でも、一目惚れで心ときめかせた初恋でもなく、問題がきれいに解けたときでもない、コーヒーだけが与えてくれる心地よさと高揚感、胸のときめきは私の中で唯一無二の楽しみになりました。
 なぜあの黒い液体を急に飲みたくなったのかは未だにわかりませんが、今は当時の自分に感謝するしかありません。もしかすると私が幼いときから母がコーヒーメーカーで毎朝コーヒーを飲んでいたからかもしれませんが、どちらにしてもそれがコーヒーと私の衝撃的で素敵な出会いと始まりでした。そこから、受験が終わるまでは毎日のようにコーヒーをお供に勉強に励みました。
ペンをもつか、コーヒーをもつか... そんな受験時代を過ごしました。

大学生でのコーヒー生活

 ときは流れ、惜しくも第一志望の大学には受かりませんでしたが、第二志望の大学への進学が決まりました。悔しさと少しの楽しみを胸に大学のサークル新歓に行くことに。そこでコーヒーと二度目の出会いを果たすのです。
 元々は野球サークルを探しに行った新歓でコーヒーサークルと出会い、そこで先輩からコーヒーサークルのお話を聞きました。偶然なのか運命なのか、コーヒーサークルは私が入学する年から発足したのだとか。いまでも本当に運命だと感じています。これからコーヒーをもっと知ることができる、コーヒー好きとコーヒー愛を語りあえる場所があると思うと胸が躍りました。が、私は 1 人でサークルへ入る勇気がなかったためすぐに所属できませんでした。その年の 9 月、仲の良い友達二人を誘って活動に参加することとなりました。
 それから、当時の代表や先輩方と活動を通してドリップ会やカフェ巡り、企業訪問など私の知らなかったコーヒーの世界の扉が次々に開いていき、どんどんコーヒーの沼にはまっていきました。当時はコーヒーっておいしいなぁ、面白いなぁぐらいの感覚でコーヒーに接していましたが、学生喫茶あおい(以下あおい)と出会ってからコーヒーと私は新たな関係性をもつことになります。

喫茶あおいとの出会いと新たな沼地へ

 当時のサークル代表の方からあおいが行っているドリップ会に参加してみないかとお誘いを受け、私は快く参加を決めました。初めて本格的なドリップ会に参加しましたが、あのときにコーヒーの難しさと奥深さをより認識することができました。またドリップを教えてくれた人たちが全員私と同じ学生と言うことにも驚き、その空間にいるだけで胸が躍りました。
 それから、3 ヶ月ほどが経ち再度、代表の方からあおいがスタッフを募集することを教えていただきました。すぐ、あおいの代表に連絡し、晴れてあおいのスタッフになることができました。ここからコーヒーが私に大きな壁と楽しみを突きつけることとなるのです。

喫茶あおいに参加してから現在まで

 あおいに参加して初めてお客様にコーヒーを提供する、その当たり前のことに少なからず恐怖を感じてしまいました。おいしいと思ってもらえるのか、満足してもらえるのか、今まで自分のためだけに淹れていたコーヒーがお客様の心に届くのか。自信がありませんでした。ですが、それ以上に「お客様がうまい!と満足してくれるコーヒーを淹れてやる。」そんな気持ちが芽生えました。それ以降、あおいに入るたびに代表にコーヒーハラスメントと言われるほどコーヒーを淹れて、淹れて、淹れまくりました。自信をもって一杯を提供できるようにひたすら珈琲に向き合い、研究しました。
 私の、私だけが生み出せる一杯を、他のスタッフが同じ豆を使っても淹れることのできないコーヒーを目指しました。実際は未だ心の底から満足のできるコーヒーを淹れられることは 5 回に 1 回ほどですが、それでもお客様に自信を持ってコーヒーを淹れられるようになりました。
 また、コーヒーサークルでは代表として精力的に活動しており、日々うまいと思えるコーヒーをいままで以上に淹れられるように精進しています。 そんな私が淹れる全身全力のコーヒーをお客様にも体感してほしい、その想いを胸にお店に立っていますのでぜひ1度、あおいに立ち寄って下さい。深煎りのコロンビアが私の唯一無二です。
みなさまのご来店をお待ちしております。